灼熱の太陽のもと、激しい戦いがくり広げられた真夏の総選挙から早や三ヶ月。街に木枯らしが吹く季節となり今年もあと一ヶ月となりました。皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
政治に変化を期待する国民の選択により、政権交代が実現し民主党中心の連立政権が発足しました。今般の政権交代劇は、私にとってつらく厳しい経験となりました。しかし、見方を変えれば、小選挙区制度導入から十数年を経て、ようやくわが国にも二大政党が政策を競う基盤ができたとも言えます。
新政権の総合的な評価には今少し時間が必要と思いますが、マニフュスト原理主義とも言える政策決定・成長戦略の見えない経済運営・普天間移設問題に於ける不安定な政権運営などには疑問を持たざるを得ないところです。
ベルリンの壁の崩壊とともに東西冷戦が終結してから20年。今、世界は、アメリカ一極構造から、多極構造に向けた大転換を模索しています。世界の成長センターであるアジアに位置する日本は、その経験と技術力を生かして地域経済の健全な成長を牽引するとともに、日米協調を基軸にアジア太平洋の平和と共生に貢献する責務を負っています。
このような状況の中、国民が政治に求めているものは、閉塞感を打ち破り成熟社会を切り開く明確な将来ビジョンではないでしょうか。私たちは、今こそ自民党がめざす国家像、成長戦略を明確に揚げ、国民の信頼を回復し政権奪環に備えなければなりません。
自由民主党兵庫県第十選挙区支部長として、我が党の政策の発信と皆様の声の政策への反映の先頭に立つべく、出直しの第一歩を踏み出しました。
自民党再生に向け皆様のご意見を頂ければ幸いです。