明けましておめでとうございます。
昨秋の総選挙において九度目の栄冠を勝ち得ました。ひとえに皆様のご支援の賜物と御礼申しあげます。
今、我が国の行く手には内外に大きな壁がそびえています。一つは急速に進む少子高齢化による人口減少、もう一つは北東アジアの安全保障バランスの揺らぎです。この二つの国難を打開して明日を切り拓く覚悟、決断と実行力が政治に求められています。
まず、人口減少対策のカギは、生産性向上と人材育成でしょう。人口が激減するなかでも安定した経済成長力を維持するために、ロボット、AI等のイノベーションと労働規制の緩和で「生産性革命」を推進します。とりわけ私のライフワークである科学技術政策の充実はイノベーションを産み出す“未来への先行投資”です。これまで以上に資金と人材を投入する必要があります。
その人材を育成するのが「人づくり革命」です。幼児教育の無償化は子どもたちの社会性を育み、授業料免除や給付型奨学金拡充などによる高等教育の機会均等は、世界で活躍する頭脳を輩出するでしょう。これらの政策の具体化を急がなくてはなりません。
もう一つの壁である安全保障は、近隣諸国との対話と協調を礎に築き上げるべきことは言うまでもありません。しかし、外交交渉を優位に進めるためにも、有事の際に国民の安全を守るためにも、一定の力は必要です。米国をはじめとする同盟国との連携強化、そして弾道ミサイル迎撃や離島防衛に必要な装備の充実も進めます。
もちろん私の原点である“播磨“の地域振興にも、全力で取り組みます。今年から播磨地方を東西に貫く四本目の高速道路となる“播磨臨海地域道路”の都市計画に向けた手続きが始まります。この幹線道路は西日本の物流効率化に大きく寄与することは間違いありません。
これらの政策を実行する基盤は政治への信頼です。これからも「無信不立」を肝に銘じ、責任をもって実行に移します。
今年も格別のご指導とご鞭撻をお願いします。