いよいよ、決戦の日がやってまいりました。この3年余り、皆様の意見を拝聴しながら、日々地道に活動を続けてまいりました。
自身の26年間にわたる政治人生の集大成として、生まれ変わった自民党とともに日本再生に尽力するため、今回の戦いに全力で挑みたいと
決意しております。今回の戦いにあって、私が駅頭や街頭に立って皆様にお訴えさせて頂いていることは、大きく「政治への信頼回復」と
「科学技術創造立国による日本経済の再生」という2点でございます。国民の政治不信は、民主党政権によって、これまでの政治経験のなかでも頂点に達していると実感します。実を伴わない、根拠のない公約が列挙された
マニフェストは、ほとんどといって反故にされ、誤った政治指導により外交、内政ともに大きな混乱を引き起こしました。
「信なくんば立たず」政治の基本は、主権者である国民との信頼関係にあります。私は、信頼される日本の政治として、前回の試練によって生まれ変わった
「新しい自民党」が、頑固たる政治理念のもと着実に地方分権を含めた政治行政改革を進め、政策を実現し、国民の安心と安全を取り戻し、
未来への責任を持てる政治を実現しなければならないと確信しております。
社会保障制度改革、財政再建といった痛みを伴う構造改革を乗り越えていくなかで、「経済成長」という希望が今の日本にとって
重要と考えます。そのためには、科学技術創造立国」としての日本を実現したいと思っております。
私の政治家としてのライフワークは、科学技術と教育の分野であります。
日本が世界一の科学力を持った国として今一度繁栄すること、また日本人としての自覚と道徳を持った人材を育てることこそ、私の使命と思っております。
そして、地方分権を一層進め、東播磨、兵庫、関西が競争力をもつ地域へと政策投資を行っていきます。
文部科学大臣としての経験を踏まえ、国民のために、そして地域の皆様のために、働きたいと思っております。どうか皆様の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
山中教授ノーベル賞
iPS細胞研究の促進
平成19年秋、京都大学の山中教授がiPS細胞の作成に成功した。
同様の研究は世界各国で行われているため、山中教授の成果をさらに加速発展させ、世界に先駆けて技術を確立するためには、支援措置の集中投入が必要であった。当時、文部科学大臣であった渡海紀三朗は、平成20年度当初予算で財務大臣を説得し、前年の10倍以上にあたる30億円の予算を獲得した。渡海紀三朗には、「第二、第三の山中教授を育てたい」という情熱がある。
「釜石の奇跡」
防災教育支援モデル地域の推進
昨年の東西日本大震災において津波被害を受けた釜石市にあって、小中学生約3,000人のうち、99.8%が難を逃れたことにより「釜石の奇跡」といわれています。釜石市の防災教育に対する取り組みは、平成20年、当時の渡海紀三朗文部科学大臣が「防災教育支援モデル地域事業」として推進したものである。
兵庫県にある「京」「SCALA」
国家基幹技術プロジェクト
渡海が最初に政府の役職に就いたのは平成4年の科学技術政務次官。以来、科学技術創造立国推進調査会長を務めるなど自民党内隋一の科学技術エキスパートとして歩んできました。平成18年の第3期科学技術基本計画で定められた5つの国家基幹技術プロジェクトのうち2つ「京」と「SCALA」は、兵庫県に立地しています。
こどもと地域の命を守るために
学校の耐震化促進
学校は地震発生の際に、地域住民の避難所にもなります。校舎の耐震化は子供達の命を守るのはもちろん、地域の防災インフラの構築という意味でも大切な事業であります。渡海は文部科学大臣就任後に、全国のすべての公立学校(小・中学校)を対象に校舎等の耐震診断を実施し、耐震工事を促進した。
こどもの未来のために
ゆとり教育の廃止、教育改革
「ゆとり教育」に起因する日本の学力低下に警鐘をならし、当時の文部科学大臣として、ゆとり教育の廃止、道徳教育の拡充など、教育改革を断行した。また、「領土は国家の基本である。子どもたちには正しい教育をしなければならない」との信念のもと、指導要領解説書にに、竹島と北方領土に関する改訂を行った。
◆とかい 紀三朗が携わった地域の主な事業◆
●東播磨南北道路 東播磨と北播磨の連携・交流、南北交通の慢性的な渋滞を解消することを主たる目的として1998年に計画された地域高企画道路。
●JR加古川駅高架 JR加古川駅周辺の南北交通を整備し、円滑な都市交通を実現し、周辺の土地機能を強化。
●河川改修・災害対策・震災復旧
●東播磨臨海道構想 など