信頼のない人たち

 民主党ツートップとも言える鳩山総理と小沢幹事長、二人を巡る検察審査会の結論が出た。

 秘書による政治資金規制法違反という犯罪構成は同じだが、鳩山氏は不起訴相当、小沢氏は起訴相当と、ある意味で正反対の結果となった。

 秘書の行為に対して、鳩山氏は関与がなく、小沢氏は関与がないことはあり得ないとの見解だ。

 この結果、鳩山氏の捜査は終結し、小沢氏の問題は検察が再捜査することになる。
ただ両者とも政治的・道義的には、しっかりと説明責任を果たすべきであり、世論もそれを求めている。

 総理は過日の予算委員会で約束したとおり、母上から贈与を受けた資金の使途について明らかにすべきだ。小沢氏も、「やましいことは何もない」と言われるのなら、自ら国会に出向いて説明すべきである。

 加えて民主党には速やかな自浄活動を求めたい

 私の選挙だけを考えれば、民主党の信頼失墜は、歓迎すべきことかも知れない。しかし、国民の政治不信がこれ以上広がると、議会制度、間接民主制自体が崩壊しかねない。

 以前も言及したが‥‥、「民無信不立」という孔子の言葉が今真に求められている。

Have a nice holiday!