今年の終戦記念日

57年ぶり2度目の東京五輪には、205カ国・地域(ロシアは個人資格で出場)と

難民選手団をあわせて約1万1,000人の選手が集い、史上最多の33競技339種目で

熱い戦いが繰り広げられた。

 残念ながら、新型コロナウイルスの影響で殆どの会場が無観客となったが、そ

の中でも日本代表の活躍は目を見張るものがあった。金27個、メダル総数58個の

獲得は、ともにこれまで最多(金は前回の東京と2004年アテネの16個。総数はリ

オの41個)を大幅に更新した。8日の閉会式で五輪旗は次回の開催地パリ市に引

き継がれ、大会は無事幕を閉じた。



 開催の可否をめぐって国論を二分した東京大会であったが、世論調査では五輪

開催が「よかった」が56~64%、「よくなかった」は34~28%となった。日本人

選手のメダルラッシュもあって、国民世論は一応好感を得た形だ。

 一方で、政府への評価は厳しい。直近の菅内閣支持率はメディア各社とも過去

最低(28~35%)となっている。昨年9月の政権発足時には軒並み70%台をキー

プしていたが、多くの調査で3割を切る状態だ。不支持率は53~54%と大変厳し

い状況にある。オリンピック開催中にもコロナ感染が拡大し続け政府に対する不

満だろう。永田町では内閣支持率が30%を切ると、政権が危険水域に入ったと認

識される。政府・与党が期待した五輪による政権浮揚への思惑は夢に潰えたよう

だ。



 菅義偉自民党総裁の任期は9月30日まで。党内からはそろそろ総裁選について

様々な意見が聞こえてくる。高市早苗前総務相が10日発売の月刊誌“文芸春秋”

で出馬意欲を表明したのに加え、中堅・若手も独自候補擁立を模索しているとい

う。

 私はこんどこそ、党則に従って党員・党友投票によるフルスペックの総裁選を

行うべきであると考えている。複数候補による国民目線に立った本格的な論戦を

おこなうことで、国民政党としての活性化を図るとともに国民の政治参加が促進

できるからである。ただ、コロナ下での総裁選のあり方については、最大限の感

染対策が求められることは言うまでもない。



 話は変わるが、今年のお盆休みは五輪の関係で7日(土)スタートが多い。コ

ロナウイルスの感染者数が過去最大になったとの報告が各地域から相次いでいる

中でのお盆休み。地元兵庫県でも12日に728人と過去最大となり、緊急事態宣言

の発出を検討していると報道された。

 毎年この時期は1年間の間になくなられた方々の初盆のお参りが恒例となって

いるが、最近は家族葬が大半となり、お参りを辞退されることも多い。

 現在の衆議院議員の任期は10月21日までだが、コロナ対策で国民の皆様に自粛

をお願いしている立場上、この時期に思うように動けないのは悩ましい。


 
 15日の終戦記念日は日本武道館で恒例の政府主催「全国戦没者追悼式」が行わ

れる。初当選から今日まで、私はこの日には必ず上京し式典に出席してきた。日

本の礎を築いた戦没者に追悼を捧げ、この国の未来を考えることは国政に参加す

る者としての責務と考えるからだ。

 ただ、今年は4度目の緊急事態宣言下での開催となるので、出席人数が大幅に

制限され、残念ながら式典への出席は叶わないが、今年の15日も例年と同じく先

人に感謝し、この国の「未来への責任」について決意を新たにしたいと思う。



 *前線停滞による大雨で被災された方々に、お見舞い申し上げます。