【号外】政治と金

昨日、東京第5審査会は、小沢一郎氏の政治資金問題について「起訴すべき」との議決を発表した。

「有罪の可能性があるのに充分な説明がなされていない。不起訴は納得できない。公正な刑事裁判で白黒をつけるべき」との見解が示されている。
世論調査でも85%もの国民が「小沢氏は説明責任を果たしていない」と回答している。
まさに国民の思いを代表した結論である。

以前も言及したが、私は菅代表をはじめ民主党幹部の「鳩山、小沢両氏は総理と幹事長を辞めたことでケジメをつけられた」との説明に違和感を感じていた。

確かに総理や幹事長の職を辞する事は重い決断と言えるが、その事で国民への説明責任が果たされた訳ではない。
役職があろうとなかろうと「政治家は疑惑が生じたら自ら進んで説明をすべきである。」というのが私の持論だ。

みんなの党の渡辺喜美代表が「これまで説明してこなかったつけが廻ってきた」とコメントされていたが、私も全く同感である。

ただ「政治と金」の問題で国会審議が停滞するような光景はもう見たくない。
野党も国民生活にとって重要な補正予算などの審議とこの問題は連動させないで対応すべきだと思う。

その為にも小沢氏は今度こそ自ら進んで国会で説明されるべきだ。